【グッズ制作トラブル対策】失敗しない!印刷で色がくすむ原因と対処法

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「デザインはきれいだったのに、印刷したら色がくすんで見える…」
オリジナルグッズ制作でよくある悩みのひとつです。

実は、印刷で色がくすむ原因の多くはデータ設定や素材との相性によるもの。
この記事では、よくある原因とその対処法をわかりやすく解説します。


1. 印刷で色がくすむ主な原因とは?

色見本とカラーチャート

まずは、なぜモニターで見た色と実際の印刷物の色が違って見えるのか。
その理由を大きく3つに分けて説明します。

① RGBとCMYKの違い

  • RGB(光の三原色):モニターで表示される色。明るく鮮やか。
  • CMYK(インクの三原色+黒):印刷で再現される色。落ち着いたトーン。

RGBのままデータを入稿すると、印刷時にCMYKに変換されるため、
鮮やかな色(特に蛍光系やネオン系)がくすんで見えることがあります。

👉 対処法:
印刷前に必ずカラーモードを「CMYK」に変更。
PhotoshopやIllustratorでは簡単に設定できます。


② 用紙・素材の違い

印刷する**素材(紙・布・アクリルなど)**によって、発色の仕方は大きく変わります。

素材特徴発色傾向
コート紙ツヤがあり鮮やか明るく発色しやすい
マット紙光沢なしで落ち着いた質感ややくすみがち
布(Tシャツ等)繊維がインクを吸う少しトーンが落ちる
アクリル/金属光沢強めデザインによって色が沈む場合あり

👉 対処法:
試し刷り(サンプル印刷)を行うか、ショップで素材別の「発色見本」を確認しましょう。


③ データの明度・彩度不足

デザインデータの色が暗すぎたり彩度が低い場合、印刷後はさらに沈んで見えます。

特に「黒背景+暗色文字」「グレー系配色」「濃い青・緑」は要注意。

👉 対処法:

  • データ上で明るさを+5〜10%上げる
  • コントラストを強めに調整する
  • グラデーション部分はなるべく明るく

2. よくある“くすみトラブル”別チェックリスト

トラブル内容主な原因対処法
ピンクがくすんだRGB→CMYK変換時に彩度低下CMYKで調整/試し刷りを依頼
黒が薄い・グレーっぽい4色掛け合わせで印刷されていない「リッチブラック(C30 M30 Y30 K100)」で設定
写真が暗いモニターが明るすぎ明度を+10〜15%補正
全体が沈む用紙のマット感 or インク吸収ツヤのある素材に変更 or 光沢加工を追加

3. 印刷所・制作サービスを選ぶポイント

印刷の品質は、依頼先の機材や管理体制によっても大きく変わります。

✅ 色校正(試し刷り)対応の有無

試し刷りをしてくれるサービスなら、仕上がりの色味を事前に確認できるので安心。

✅ カラープロファイル対応

「Japan Color 2001」などの標準カラープロファイルを使っている印刷所を選ぶと、安定した発色に。

✅ オンデマンド印刷かオフセット印刷か

  • 少量なら オンデマンド印刷(コスパ重視)
  • 大量制作なら オフセット印刷(色安定重視)

4. グッズ制作で発色をきれいに見せるコツ

① 背景色は“明るめ”が基本

背景が暗いと全体が重く見えるため、ベースカラーは白・淡色を選ぶのがおすすめ。

② デザイン時に「印刷プレビュー」で確認

Illustratorなどの「校正設定」機能を使えば、印刷時の色味をある程度再現できます。

コピー機

③ 光沢加工・コーティングを活用

ツヤを出す「グロス加工」や「ラミネート加工」を追加すると、色がより鮮やかに。


5. オリジナルグッズで失敗しないためのまとめ

チェック項目対応方法
RGBのままになっていない?CMYKに変換してから入稿
暗いトーンを多用していない?明度・コントラストを調整
素材に合った発色になっている?素材サンプルを確認
印刷所に試し刷りを依頼した?本印刷前に色味をチェック

6. まとめ|色の“再現力”がクオリティを決める

印刷のくすみは、単なるミスではなく「色再現の理解」で防げるトラブルです。
RGBとCMYKの違いや素材の特性を意識するだけで、グッズの印象は大きく変わります。

  • カラーモードは必ずCMYKへ
  • 明るめデザインを意識
  • 素材との相性をチェック

ほんの少しの知識で、“くすまない”美しいオリジナルグッズが作れます。

制作に慣れてきたら、発色の差を活かした「素材別デザイン」にも挑戦してみましょう!


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