グッズ制作の外注と内製、コスト比較のリアル

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「外注か内製か」——グッズ制作の永遠の悩み

オリジナルグッズを作ろうと決めたとき、最初にぶつかる壁が「外注するべきか、自分たちで内製するべきか」という問いです。個人クリエイターなら「コストを抑えたいから自分でやりたい」、企業担当者なら「品質と納期を優先したいから外注が安心」という声をよく聞きます。しかし感覚だけで判断すると、後になって「思ったより高くついた」「手間がかかりすぎた」と後悔するケースが少なくありません。

この記事では、グッズ制作における外注と内製のコストを具体的な数字とともに比較し、それぞれに向いているシーンを整理します。読み終わったあとに「自分はどちらを選ぶべきか」がクリアになるよう構成しました。

内製でかかるコストの全体像

内製というと「材料費だけで済む」と思いがちですが、実際にはさまざまなコストが隠れています。主な内訳を見てみましょう。

① 設備・機材の初期投資

Tシャツやトートバッグにプリントするためのシルクスクリーン用の版代は1色あたり3,000〜8,000円程度。昇華転写プリンター(エントリーモデル)は本体だけで10万〜30万円前後かかります。アクリルキーホルダーを作りたい場合はレーザーカッターが必要で、これが30万〜100万円超になることも。「とりあえず試しに作ってみたい」という段階では、機材投資の回収が困難なケースが多いです。

② 材料・消耗品費

印刷用インクや転写シート、素材となるブランクTシャツなどの材料費は、小ロット(10〜30枚程度)だと1点あたりのコストが割高になります。たとえばブランクTシャツを30枚仕入れた場合、1枚あたり400〜700円。これにインク代・転写フィルム代が加わると、材料費だけで1枚あたり1,000〜1,500円に達することもあります。

③ 人件費・時間コスト

見落とされがちなのが「時間コスト」です。30枚のTシャツをプレス機で1枚ずつ処理すると、慣れていない場合は1枚あたり5〜10分かかります。30枚で最大5時間。その時間をデザイン作業や営業活動に使えたとしたら、機会損失はどれほどでしょうか。時給2,000円換算でも1万円相当の時間が消えることになります。


外注でかかるコストの全体像

外注の場合、費用は「印刷費+加工費+送料」で構成されることがほとんどです。一見高く見えますが、内訳を分解すると実態が見えてきます。

① 印刷・加工費

たとえばオリジナルTシャツを30枚外注した場合、一般的な価格帯は1枚あたり1,200〜2,500円(デザイン込み・フルカラーの場合)。100枚以上になるとロット割引が効き、1枚あたり700〜1,200円まで下がるケースもあります。アクリルキーホルダーなら50個で1個あたり200〜400円が相場です。

② デザイン費

自分でデザインデータを用意できる場合はゼロ円ですが、デザイナーに依頼すると1点あたり5,000〜3万円程度が目安。ただし企業がノベルティを大量発注する場合は、このデザイン費を30枚・100枚・300枚で割ると1点あたりの負担はグッと小さくなります。

③ 送料・手数料

送料は数百円〜3,000円程度で、注文金額が一定以上なら無料になるサービスも多いです。全体的なコスト構造としては、外注は「固定費が低く、変動費で完結する」のが最大のメリットといえます。


ケース別コスト比較:数字で見る損益分岐点

実際に内製と外注でどちらが安くなるかは、「作る数量」と「継続的に作るかどうか」によって大きく変わります。

  • 10〜50枚の小ロット:外注が圧倒的に有利。機材投資が回収できないため、内製の実質コストは外注の2〜3倍になることも。
  • 100〜300枚の中ロット:既に機材を持っている場合は内製がやや有利になるが、品質のばらつきリスクがある。外注なら品質が安定し、工数も削減できる。
  • 500枚以上の大ロット・継続発注:機材を自社保有している企業であれば内製のメリットが出やすい。ただし専任オペレーターの人件費を含めると、外注との差は縮まる。

つまり「月に数回・数百枚以上を継続的に作る」という状況でなければ、ほとんどのケースで外注のほうがトータルコストは低くなります。


外注を選ぶべき3つのシーン

以下のいずれかに当てはまるなら、外注を強くおすすめします。

  1. 初めてグッズを作る個人クリエイター:まずは少ロットで反応を見てから量産するのがセオリー。初期投資ゼロで始められる外注は、リスクを最小化できます。
  2. 展示会・周年記念のノベルティを用意したい企業担当者:単発の大量発注なら外注一択。社内に印刷設備を揃えるコストと手間を考えれば、専門業者に任せるほうが品質・納期ともに安心です。
  3. 多品種を少量ずつ展開したいクリエイター:アクリルキーホルダー・缶バッジ・クリアファイルなど複数アイテムを少量ずつ作る場合、それぞれに対応した機材を揃えるのは現実的ではありません。

BONATHIAのオリジナルグッズ作成サービスでは、小ロットから大ロットまで柔軟に対応しており、クリエイターから企業のノベルティ発注まで幅広いニーズに応えています。データさえ用意すれば面倒な工程はすべておまかせできるので、まずは見積もりだけ取ってみるのもおすすめです。


内製が向いている(例外的な)ケース

一方で、内製が合理的になる条件も存在します。

  • すでに機材を所有しており、維持費・減価償却が完了している
  • 毎月500枚以上を定期的に製造する体制がある
  • 「手作り感」自体がブランド価値になっている(ハンドメイド系クリエイターなど)

これらの条件を満たさない限り、コスト面だけで内製を選ぶ合理性は薄いといえます。


まとめ:まずは「1回外注してみる」が最速の答え

外注と内製のどちらが正解かは、最終的にはあなたの制作ボリュームとビジネスモデルによって異なります。ただし初めてグッズを作る段階であれば、まず外注で1回試してみることが最も合理的な判断です。実際に手元に届いた商品を見て、「もっと量を増やすなら内製も検討しよう」と段階的に移行するのが、コストリスクを最小化できるアプローチです。

BONATHIAでは、初めてオリジナルグッズを作る方向けのサポートも充実しています。「どのアイテムが自分のニーズに合うか」から相談できるので、迷ったときはぜひ活用してみてください。コストの不安を解消してから、自信を持ってグッズ販売や配布をスタートしましょう。


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